車の減価償却費計算~プライベート利用から事業用に変更~

税金のこと
この記事は約3分で読めます。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

大阪の夜間・休日専門の税理士の梅田です。

・今までサラリーマンをしていました。
2020年から個人事業を開業したけど、今までプライベートで利用していた車を、仕事用に使う予定です。

この場合、車の減価償却費の計算はどうしましょう?

本日は、こちらの内容に関する記事となっております。

個人事業(フリーランス含む)の開業にあたり、今までプライベートで利用していた車を仕事用に使うケースもあるかと思います。

この場合に、車の減価償却費の計算はどうするのか。

下記の計算方法により計算します。少々複雑ですが、ご参考にしてください。

車を事業に使用した場合の減価償却費の具体的な計算方法

具体例

・2018年 2月 新車購入 3,000,000円

・2020年 1月 個人事業を開業

・車の法定耐用年数 6年

・償却方法の変更届なし→定額法となります

計算方法 ステップ①

サラリーマン時代にプライベートで車を利用することにより、車の価値は減少しています。

当初300万円で購入した車が、事業に使うときに、いくらまで価値が落ちているかを計算します。

Ⅰ 3,000,000×0.9×0.111×2年=599,400円(プライベート利用での価値減少金額)

<上記数字の説明>
3,000,000当初購入時の値段
0.9旧定額法により計算するため、残存価額10%を考慮
0.111法定耐用年数の1.5倍の年数(6年×1.5=9年)に対する、旧定額法償却率
2年当初購入時から、事業供用日までの年数(6カ月以上切上・6カ月未満切捨)

Ⅱ 3,000,000▲599,400=2,400,600円(事業供用日の車の価値)

計算方法 ステップ②

本題である、2020年の減価償却費の計算は下記の通りです。

Ⅰ 3,000,000×0.167×12カ月÷12カ月×100%=501,000円

<上記数字の説明>
3,000,000定額法なので、当初取得価額が計算の基礎となります。
0.167定額法・耐用年数6年の償却率
12カ月÷12カ月2020年中に事業の用に供した月数
100%事業供用割合

2020年の償却が終わったあとの車の価値(帳簿価額)

Ⅱ 2,400,600▲501,000=1,899,600円(残りの償却可能額)

減価償却費を計算する際の3つの注意点

旧定額法を使用

プライベートで利用していた時の価値減少金額を算定する際(ステップ①)には、

購入時期がいつであっても、
旧定額法による、法定耐用年数の1.5倍の償却率
を使用することになります。

取得価額の金額

実際に減価償却費を計算する際の注意点は、

定額法を選択→当初取得金額を、取得価額とします。(今回の例では、300万円)

定率法を選択→定率法を選択していれば、期首帳簿価額×償却率となるため、
2,400,600円が期首簿価になります。

当初購入した車が中古車だった場合

プライベートで購入した車が、中古車だった場合には、

2020年の減価償却費を計算する際に、中古耐用年数を使用することになります。

この場合における経過期間の計算は、

車の初年度登録~当初プライベートで購入した時までの期間が、経過期間となります。

参考記事~中古資産の耐用年数~

中古資産を購入した際の減価償却費計算~耐用年数の求め方~
中古資産の減価償却費を計算する際の耐用年数の求め方について解説します。実務上は簡便法による計算をするケースが多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

開業年さえしっかり計算できれば、次の年からは簡単ですので、初年度だけは気合をいれて計算していきましょう!

この記事は、個人的見解ですので、詳しくは税務署または顧問税理士にお問い合わせください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

この記事を書いたひと
umeda

税理士 梅田 秀幸

近畿税理士会旭支部所属(登録番号126972)

趣味
・アニメ鑑賞
(最近のオススメアニメはありません)
・ポタリング

大阪市都島区にて営業中

umedaをフォローする
税金のこと
umedaをフォローする
梅田秀幸税理士事務所
タイトルとURLをコピーしました