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大阪の夜間・休日専門の税理士梅田です。
本日は、意外と知らない電卓の使い方という事で、3つの便利な使い方です!
仕事柄、電卓を使う事がよくありますので、こんなこともできますよ。という情報をお伝えしたいと思います。
ちなみに私が利用している電卓は、カシオ製のものとなっておりますので、もしかしたら他社製品については、勝手が違う場合がございますので、その点ご了承ください。
3つの便利な機能

M+などの使い方
M+・・・名称は、「メモリープラス」です。
どんな機能かといいますと、数字を記憶できるという機能です。
例えば、20÷100=と入力し、0.2と結果が出たときに、この0.2という数字を、次の計算に使いたいというときは、0.2が表示されているときに、M+を押します。
そうすると、画面に小さく「M」という表示がされます。
これで0.2という数字は覚えましたよ~という状態となります。
C(クリア)やAC(オールクリア)を押しても、この記憶は消されませんので、次の計算に移ることができます。
そこで次に、50×0.2(0.2は、先ほどの計算結果)を計算したいときには、
MR(メモリーリコール:先ほど記憶した0.2を思い出す)を押せば0.2が表示されますので、
50×MR(0.2)=と打てば、10と計算結果が表示されます。
どんな場面で役立つかというと、会計の話ですと、粗利率や営業利益率を計算するときなどです。(会計ソフトを利用している場合は、自動で出ると思いますが)
例)
売上高 200万円
粗利益 80万円
営業利益 10万円
①電卓に200(売上金額)と打ち、M+ボタンを押す(Mという表示がでる)
※電卓が200という数字を記憶!
②粗利率を計算
80÷MR=と押すと、0.4と表示されます。つまり粗利率は、40%と計算されます。
③営業利益率を計算
10÷MR=と押すと、0.05と表示されます。つまり営業利益率は、5%と計算されます。
記憶したい数字には、M+と覚えましょう。(特に桁数が多い数字は覚えるのが大変なので)
記憶を呼び起こしたい時は、MR。
記憶を消したいときは、MC(メモリークリア)となります。
GTの使い方
GT・・・名称は、「グランドトータル」です。
どんな機能かといいますと、計算結果を合計できるという機能です。
なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんので、具体例を。
まずは、
① 3+2=と打つと、5という結果が表示されます。
そのまま
② 8-4=と打つと、4という結果が表示されます。
この状態で「GT」を打つと、9という数字が表示されます。
=を打って表示された「結果」を、合計するというものです。
上記の例でいえば、①の計算式の結果である「5」と、②の計算式の結果である「4」を合計するのが、「GT」の役割です。
どのような場面で役立つかというと、複数の計算と、その合計が必要な場合です。
具体的には、小計と合計を計算する場合です。
例)
A銀行 219万円
B銀行 320万円
小計 ??万円・・・①
C銀行 456万円
D銀行 726万円
小計 ??万円・・・②
合計 ???万円・・・③
この場合に、①と②を計算した後、③を計算する際に、①+②をするのではなく、「GT」を利用します。
手順
219+320=と打ち、539と表示され①の計算ができます。
次に
456+726=と打ち、1182と表示され②の計算ができます。
その後「GT」ボタンを押すと、1721(①と②の合計)が表示されるという流れです。
注意点としては、上記の作業の途中で、ACを押さないこと。
AC(オールクリア)を押すと、記憶した数字まで削除されますので。
ちなみにC(クリア)なら途中で押しても大丈夫です。
消費税の使い方
消費税の税率が8%から10%に変わって久しいですが、まだ消費税の税率設定が8%のまま。。。という方もいらっしゃるかと思います。
まずは、税率の設定を変更する手順ですが、この電卓の例でいうと、%を長押しです。
長押しすると、現在登録されている税率が表示されますので、現在の税率に修正します。そのあと%をもう一度押すと、変更後の税率が登録されます。
この機能は、ある金額を「税込み金額」に計算したり、「税抜き金額」に計算したりします。
100と入力し、「税込」ボタンを押すと、110に。
100と入力し、「税抜」ボタンを押すと、90.909・・・になります。
税抜き金額を税込み金額に。
税込み金額を税抜き金額に。
これらを計算する際に利用することが考えられます。
雑記
電話の数字配列と電卓の数字配列が逆なのは、理由があるそうですが、たまに間違えるので、統一してほしかったですね。。。どうしようもありませんが。