経営に生かす!試算表を見るときの7つのポイント!

会計のこと
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大阪の夜間・休日専門の税理士梅田です。

本日のテーマは、経営に生かす!試算表を見るときの7つのポイントという事で、試算表の話です。

試算表なんてみても経営には関係ない!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、そんなこともありません。

例えば体調不良により病院で血液検査をしたとします。検査結果がコレステロール値が高いと出たとします。そうであれば、運動や食事制限をしなきゃ!と思うわけです。

検査結果によって、対策や行動に移せるわけです。

試算表も似たようなものです。数字を見て悪いところがあれば改善し、良いところがあれば安心でき、さらに伸ばそうとします。

せっかく試算表を作るのですから、使えるものは使っていきましょう!

試算表と血液検査で違うところは、「基準」が書いていないところです。

血液検査であれば、「基準」より高い・低いというところで判断できますが、試算表には「基準」がないところが分かりにくいのだと思います。

業種や会社の規模、経営者の考え方によって、適正な基準は違ってきますので、しょうがないといえば、しょうがない(他社と比較してもそれでOKかどうかはわかりませんので)のですが。

試算表のざっくりとした説明

試算表について、最低限覚えていただきたい内容として下記のものがあります。

試算表を構成するのは、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)になります。

貸借対照表(B/S)は、会社の資産と負債・純資産の3つで構成されており、

損益計算書(P/L)は、売上と経費、利益の3つから構成されています。

皆さん、損益計算書の方が興味があると思います。

売り上げがいくらあって、経費がどれくらいかかって、利益はどのくらいで、じゃあ税金はいくらなの?というやつです。

しかし、今回はあまり見ない方の貸借対照表(B/S)のお話です。

見るポイント

①現預金の残高を確認

預金の残高は重要です。これが尽きてしまうとどうしようもありません。

一般的には、月商(1カ月の売上金額)ぐらいは、ほしいところです。

定期預金については、自由に使えないところなので注意が必要です。

また、その前月からの増減も確認しましょう。どんどん減っていっている状況だと、今後も減っていく可能性があるためです。増減の理由も考える必要があります。

②純資産の金額を確認

銀行融資を考える以上、債務超過になっているかどうかは重要です。

純資産の金額がどのくらいあるか、確認しましょう。

基本的には、純資産は、資本金の金額と、今までに稼いだ税引き後の利益金額の合計金額になります。

③売掛金等の売上債権を確認

月末に残っている金額の確認です。売り上げは完了しているが、まだお金が未入金の分です。

これが会社の利益とキャッシュが一致しない例ですね。

会計のルールとして、売上が完了した時点(請求書作成した月)で売上を計上しますが、入金が翌月末というパターンです。売り上げは上がっているのに、預金は増えていない状況です。

請求しているのに未回収のものが無いか、回収までのサイクルが長い相手先について、回収を早くできないか、検討する必要があります。

これらをなくすことが、資金繰りが楽になる一つの方法です。

④在庫・棚卸資産を確認

毎月在庫をカウントしていれば、試算表の数字で現れますが、決算の時しかやっていなければ、この金額に変動はありません。

在庫が多くなってくると、それだけで資金繰りが厳しくなるので、改善策が必要です。

⑤その他、仮払金や貸付金など。

すぐに解消する内容であれば問題ありませんが、内容が不明なもの、解消までに時間がかかるものについては精査が必要です。銀行が見たときにイメージが悪いです。

⑥買掛金や未払金を確認

月末に残っている金額の確認です。仕入や経費を使っているが、まだお金がを支払っていない分です。

クレジットカードがわかりやすいです。クレジットカードを使って備品を購入した場合、購入した段階で経費になりますが、実際にカードの支払いは、翌月になります。

こちらも売掛金と同様、増減の内容を把握しましょう。

もし減少した理由が、相手先からの支払いサイクル短縮であった場合、こちらとしては、資金繰りが厳しくなるので注意が必要です。

⑦借入金を確認

金融機関からの借入の増減の把握、あといくら返済が必要かの把握。

社長から借入をしているのであれば、その残高の把握(相続税に関係します)

まとめ

このような感じで、B/Sも見るべきところがありますので、せっかく作った試算表があるので、P/Lだけに注目するのではなく、こちらもぜひ見ていってください。

他にも見るべきところはあると思いますが、最初はこのあたりから。

もし資料の見方が分からないという事であれば、顧問税理士に聞いてみてください。

現金預金をどれだけ貯められるかが、会社を存続させる上で重要ですので、そういった意味からもB/Sの資料を利用しましょう。

この記事を書いたひと
umeda

税理士 梅田 秀幸

近畿税理士会旭支部所属(登録番号126972)

趣味
・アニメ鑑賞
(最近は、ゆるキャン△がおすすめです)
・ポタリング

大阪市都島区にて営業中

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